年間2,365人が指を失う!?指の切断事故について知ろう

指切断事故は、私たちの身近に起こる事故の一つです。切断してしまう事故にあうと、指を元通りにすることは難しく、日常生活に支障をきたすことがあります。この記事では、指切断事故の原因や予防方法について紹介していきます。

労災や交通事故による指切断事故とは

まず指を切断する事故は大きく分けて、2種類あります。


まずひとつめは労災による切断です。労災による指切断事故とは、建設現場や工場などでの機械操作中に指が巻き込まれたり、切断機械の刃に触れたりして、指が切断されることを指します。

一方、交通事故による指切断事故とは、車やバイクなどの運転中に事故が発生し、指が切断されることを指します。これらの事故によって、指を失うことは労働者やドライバーにとって深刻な障害となります。

労災による指切断事故の実態

厚生労働省によると、平成27年度における労働災害による指切断事故は、事故総数のうち約20%を占めています。特に、機械関連の事故が多い傾向があります。

また、業種別に見ると、建設業や製造業などの重労働産業での事故が多いとされており、労働者の安全管理や機械の安全性確保などが重要な課題となっています。

指切断の事故は年間どれくらいの人数?

日本における指切断の事故に関する具体的な統計は厚生労働省や警察庁などが公表しており、年々減少傾向にあるものの、まだ多くの人々が被害に遭っています。

2019年には、厚生労働省が公表した「労働災害白書」によれば、労災による指の切断事故は全労働災害の約2.1%にあたる1,079件が発生しました。

また、警察庁が公表した「平成31年度交通事故白書」によれば、交通事故による指の切断事故は2,365件が発生しています。

これらの数字は、実際には報告されていない事故もあるため、実際の被害はさらに多いと考えられます。

交通事故による指切断事故の実態

交通事故による指切断事故は、運転手やバイク乗りの間で頻繁に発生しています。事故の多くは、車両との接触や転倒などによって、運転手やバイク乗りが指を挟まれたり、切断されたりすることが原因となっています。交通事故によって指を失うことは、運転手やバイク乗りの職業生活に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

指切断事故を防ぐために

労働災害による指切断の原因と予防方法

  1. 作業前に安全確認を行う:作業を始める前に、作業環境や使用する機械の安全性を確認することが大切です。
  2. 安全装置の設置:機械の使用時には、安全装置の設置が必要です。例えば、安全フェンスや警告表示などを設置することで、危険を回避できる場合があります。
  3. 適切な保護具の着用:作業によっては、手袋や安全靴などの保護具を着用することが必要です。
  4. 訓練の実施:作業員に対して、安全意識の高揚と作業方法の適切な指導を行うことが重要です。

指切断事故は、予防ができる場合が多いため、事故を未然に防ぐための予防策をしっかりと実施することが必要です。また、万が一にも指切断事故が発生した場合には、迅速に対応し、適切な治療を受けることが大切です。

交通事故による指切断の原因と予防方法

交通事故による指切断は、自動車やバイク、自転車などの車両事故が原因となることが多いです。例えば、事故時に手を突いたり、車両の部品に指を挟まれたりすることがあります。このような事故を防止するためには、交通ルールを守ることが必要です。

特に、歩行者や自転車利用者は、車両との距離を十分にとり、交通信号に従って安全に移動することが大切です。また、車両を運転する際には、運転に集中し、安全運転を心がけることが重要とされています。

指切断の事故が発生した場合の対処法

指切断の事故が発生した場合は、まず、出血を止めるために圧迫止血を行います。その後、指先を破片や汚れなどから守るために、清潔なガーゼや布で覆います。そして、指を冷やし、できるだけ早く医療機関で治療を受けることが重要です。

以下に詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。

なぜニュースにならないのか?

年間2,365人が指を失っているのに、なぜニュースにならないのでしょうか?

それは、指切断の事故は個人的な事故や労働災害として発生することが多く、一般的に大規模な社会問題として扱われることは少ないためニュースに取り上げられることは少ないと考えられます。その延長で、その多くが個人的な事故や労働災害であるため、メディアが報じない場合が多いことも影響していると考えられます。

ただし、先日のように社会的な関心を集めるような、大きな事故が発生した場合には報道されることがあります。

まとめ

あまり取り上げられない指切断の実態をお伝えしました。
実際のところ、労働災害と交通事故の他にも家庭内の事故があり、指切断も起こっています。

いくら自分が注意しても防ぎようのない事故は起こってしまいます。大切なのは、事故に遭った時に素早く行動できるかではないでしょうか。

また指先を切断する事故に遭った場合、綺麗に治ることは現実的に少ないかもしれません。そんなときは、労災の場合『義指』がつくれる場合があります。

しかし義指は素材などの制限があり、自分の指に馴染むことは少ない事も考えられます。

その場合は、審美性に優れた「エピテーゼ」を検討してみても良いかもしれませんね。

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