こんにちは。
エピテーゼをつくる人、みやびです。
さぁ、エピテーゼを深堀する時間です。
今回はエピテーゼのことについて貪欲に知りたいアナタに届ける、お勧め書籍です。
この本は「kindle版」で読めます。
スマホでも読めるので、ダウンロードしていない方はこちからかどうそ。
エピテーゼの歴史を深堀できる書籍
今回おススメする本のタイトルは
「Tin noses love stories from world war」と言う本です。
英語かよっ!!ってなると思いますが、kindleは翻訳機能が付いているので、英語の勉強のついでだと思って読んでみてください。
購入はこちらでどうぞ。
まずは背景から説明すると、この本は「第一次戦争」が舞台になっています。
戦争がテーマだと、苦しくて辛い内容だと思うでしょうが、心配無用。
どんな本なのか?
これは、第一次世世界対戦のラブストーリーです。
実際のお話を元にして、架空のキャラクターで構成し直した物語になってます。
戦場で戦い、顔を失くした兵士。
しかし、愛には容姿は関係ないという、今の時代にも共通する心温まる内容です。
そうはいっても、背景がわからないと不安だと思うので、先に概要としてさくっとお話します。
第一次世界大戦とアート
医学というものは、日々進歩しています。
しかし、医学にも限界があります。
そんな時必要になるのが「芸術」や「彫刻」です。
戦争で顔をなくした兵士に、軽量の金属で本物そっくりに顔を再現できるのは医療ではなく「アート」でした。
戦時中の背景
この本の主人公とその家族は、アメリカを舞台にして書かれています。
約1600万人の命が奪われ、さらに2100万人が負傷した第一次世界大戦。
戦時中には、野外病院・避難病院・基地病院というたくさんの病院が設立されました。
もともとは学校だった場所を「病院」に変え、負傷した兵士たちを治療する中で一人の彫刻家に光が当たります。
フランシス・ダーウェント・ウッドという彫刻家
彼は、顔を負傷した多くの兵士を見てきました。
その中で「この芸術的なスキルは顔に傷をもった兵士たちを助けることができるかもしれない」と気づき、病院の中に「顔を整えるための専門マスク部」を立ち上げました。
また、彼はこう語っています。
私は彫刻家としてたまたま負った前の姿にできるだけ近づくように、彫刻家としてたまたま持っているスキルを使って努力しています。
私のケースは一般に、形成外科が強制的に放棄しなければならなかった極端なケースです。
しかし、整形手術と同様に、心理的影響は同じです。
https://flashbak.com/faceless-men-behind-copper-masks-at-the-tin-nose-shop-1918-375402/
患者はマスクにより自尊心、自己保証、自立を取り戻します。
彼の存在はもはや、彼自身に対する憂鬱や、彼の親類や友人に対する悲しみの源ではありません。
ブリキの鼻屋さん
本のタイトルである「tin noses]は訳すと「ブリキの鼻」です。
フランシスがつくった「顔を整えるための専門マスク部」は、兵士たちから愛情をこめて「tin noses shop」と呼ばれました。
ブリキの鼻は、榴散弾によって吹き飛ばされて手術では完全に修復できなかった人間の顔の部分を埋め、覆うように作ります。
女性彫刻家アンナコールマン
その後フランシスの活躍を聞きつけた、ひとりの女性彫刻家が登場します。
それが「アンナ・コールマン」です。
アンナは持ち前の芸術センスと器用さで、当時の水準を上回るマスクを作り上げます。
こういった背景をさくっと頭に入れておくと、読みやすくなるはずです。
まとめ
戦争といった抗うことができない環境。
また、その代償として失ってしまった容姿。
しかし、それらは「真の愛」で乗り越えることができるということを証明してくれる内容です。
医学という専門の分野があるが、それが限界になった時、芸術がいかに人々の人生を良いものにし、多くの人の心を救うのか。
これは100年前の物語といえど、現代にも通じることです。
戦争に代わって、ガンなどの病気や事故に遭った時、マスクの代わりとなるエピテーゼのことが少しわかるはずです。
この想いが、困って悩まれているアナタの元に届きますように。
また、温かい心をもった方がエピテーゼの技術で誰かを救うことができますように。
書籍はこちら
最後までお読みくださりありがとうございました。