【マリー・アントワネットの髪の毛入り指輪】歴史が語る指輪の意味

こんにちは。
エピテみやびのミヤビです。

前回は、国が変われば結婚指輪の場所が変わるお話をしました。
この記事を読めば、世界を旅した時、美男美女の指輪の位置で既婚かそうでないか判断できちゃいます。

前記事はこちら↓↓

https://epitemiyabi.jp/epithese/world-wedding-rings/



指輪は無言のメッセージ。
今回は、あの有名なマリーアントワネットの「髪の毛入りの指輪」をご紹介します。




髪の毛入りの指輪

「心痛のあまり、髪の毛が白くなっちゃいました。てへっ」

ある日突然、友人からこんな内容の手紙と一緒に「髪の毛入りの指輪」が送られてきたらどうだろう?


ほとんどの人が気持ちが悪く、警察を呼ぶだろう。

しかし、時代が変わればそうでもないみたいだ。



ルイ16世王妃マリー・アントワネットのメモリアルリングにまつわる話。

彼女は1789年に勃発したフランス革命により、ギロチンで処刑された歴史は有名。その後、彼女のメモリアルリングをめぐり、いくつかのエピソードの中のひとつが「髪の毛入りの指輪」だ。

彼女が革命はを欺き、フランス脱出を試みた事は知られているが、その時に臣下に指示した手紙や文書の他に、イギリスの友人に助けを求めるものもあった。

「今、革命中で大混乱なの。めちゃ大変でストレスかかりまくり。
見てよ。髪の毛が真っ白になっちゃったし。指輪の中に入れとくね」

こんな感じだろうか。



金とエナメル製のメモリアルリング

指輪の文化史より抜粋

指輪の構造は、金とエナメルを使い、指輪の側面に薔薇をあしらっている。
上記の画像が髪の毛入りの指輪だ。

カバーを開くと、遺髪が入っている。

指輪が入っているケースには「王妃の髪の毛」とあり、リングには「私を忘れないで」と刻まれている。



歴史的に大変貴重なものだが、ちょっと不気味悪い気もする。






王政復古を願い贅沢な指輪

革命の波が収まった19世紀。
1814年のナポレオン退位後に、王党派の人々がマリー・アントワネットやその子供たちのためにメメントモリの指輪を作った。

金で王冠を作り、ルビーや真珠がちりばめられている。
そこには子供たちマリー・テレーヌと、ルイ17世が描かれている。




まとめ

指輪からみたマリー・アントワネットの人生を紹介しました。

敵にバレないようにそっと、指輪の中に髪の毛を入れて助けを求めた指輪。
絶頂期に身に着けていた、ブルーのエナメルやダイアモンドをふんだんに使い、王室繁栄の願いをこめた指輪。

ギロチンにかけられ処刑された後、復古を願い作られた指輪。

波乱万丈な人生を送った彼女の指輪には、一体なにが込められているのでしょうか。



歴史の授業では先生の声が心地よく、毎回眠っていたけれど、こういう裏話を聞かせてもらったら興味をもったのかもしれない。

関連記事

【ご相談・ご来店予約】

スポンサーPR

スポンサー