こんにちは。エピテーゼ専門サロン《エピテみやび》みやびです。
わたしが個展を開催する理由は「知ってもらうため」ですが、写真、イラスト、立体などアートと関わる人たちは自分の作品を飾り、いろんな人に見てもらいと思っているはず。
今回9回目の個展を終えた私が、お金をかけずに個展を開催する方法と、買ってよかったものを備忘録的にまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。
個展を開催するために
個展を開きたいなと思ったら、やることは目白押しです。
1,何を展示したいのか
2,予算を決める
3,ギャラリーに申し込む
4,タイトルと構想を決める
5,DMを用意する
6,作品を厳選する
7,集客する
8,開催!
ざっとこんな流れです。
1年前~半年前
会場の予約
会場を申し込むには、作品の審査が必要な場合があります。そのため早めの申込が必須です。
ゴールデンウイークや、秋など、いいなと思う日程はすぐに埋まってしまうため、1年前あたりから構想を練っておいてもいいでしょう。
また実際に足を運んでみたり、同じスペースで開催している人の作品をみて、どのようにディスプレイしているのか勉強しに行くことも大切です。
~半年前
製作活動を進める
会場が決まったら、見てほしい作品を製作していきます。
会場に応じたサイズや作品数など、厳選して自分の世界を創り上げる準備をしましょう。
タイトルやDM案をつくる
開催をお伝えするためには、個展のタイトルは必ず必須です。
タイトル案や、みなさまにお送りするDM(案内のはがき)を構想します。
加えて、あなた自身のプロフィールも考えて、興味をもってもらいましょう。
~3か月前
展示する作品を選定し始めましょう。この時点ではざっくりでOKです。
そしてタイトルを決定し、DMの印刷準備を進めます。
印刷が出来上がったら、ギャラリーにDMを設置してもらったり、お友達や行きつけのお店などで設置・配布してもらうお手伝いをしてもらいましょう。
展示会情報を投稿
展示会情報を投稿できるサイト(ンタルギャラリーならば自分で登録する場合もある)に登録しましょう。
1~2か月前
準備している様子をSNSに投稿
雑誌や新聞などに掲載してほしいなと思ったら、新聞社などにプレスリリースを送付します。
配送業者を選定する
忘れてはいけないのが「配送」です。
自分で運べる分量ならばいいですが、大型の写真(B1サイズ)・重たい作品(立体)などがあれば、先に送る必要があるため、調べておきましょう。
ちなにみ私は近場(都内から都内)であれば、赤帽やピックゴーなど、車両をすぐに手配できるサービスが便利で多々利用しています。
額やクロスを用意する
写真は額に入れたり、パネルにしたりして見やすく飾りましょう。
最近は100円ショップでも多数サイズの額があるので、あまりお金をかけたくない場合は利用するのも悪くありません。
パネルであれば、「のりパネ」がおすすめです。
しかしのりパネは一度写真を張り付けてしまうと、中身を変えることができません。
そこで私は透明なファイルをくっつけて、出し入れできるようにしています。
こちらもAmazonで300円くらいで売っています。
わたしは写真の印刷は自宅でのプリンターやコンビニでの印刷、ほかにもプリントパック,しまうまプリントを利用しています。
今回初めてB1プリントで利用したのはソクプリです。とてもキレイに仕上げり、料金もリーズナブルで発送も早く満足度が高かったです。
テーブルに黒いクロスをして作品を飾るとカッコイイです。こちらもAmazonで1,000円前後で販売しているので必要枚数購入しておきましょう。
個人的にはサテン調のテーブルクロスや、写真撮影するときのバックスクリーンが良いなと感じています。
名刺を用意
名前やアーティスト名、SNSアカウントやホームページなど覚えておいてほしい内容を明記した名刺をつくりましょう。もしかしたらお仕事の依頼がくるかもしれません。
キャプションを用意
アーティストの略歴やあいさつを書いたパネルや、解説用のパネルを準備しておくとみている人にも伝わるかと思います。
また作品を販売したい場合は右下あたりに価格や製作年・画材なども明記しましょう。
DIY工具の準備
レンタルギャラリーの多くは自分で搬入し、作品を飾ることがデフォルトです。
ハンマーや釘、ピクチャーレールなど、ギャラリーの使用可能なものを確認しながら準備します。
わたしが買ってよかったなと思ったのは、《レーザー墨だし機》です。
Amazonで3,000円~1万円ちょっと。ブランドやラインの数で違いますので、ご自身に合ったものを購入しましょう。
これがあると、作品が曲がることなく設置できるます。
2~3日前
宅配で送る場合は最低3日前には送る準備をしましょう。
ギャラリーによって前もって受け取ってくれる場合と、そうでない場合があるので確認してくださいね。
会期当日
在廊する
在廊してきてくださったみなさまと交流しましょう。
作品だけみてね、と在廊しないこともアリですが、せっかくならば直接感想をもらって次回に活かすのが好ましいかなと思います。
交流会を開催する
会期中にオープニングパーティや交流会、トークイベントなどが行えればぜひ開催して積極的に交流しましょう。
会場の撮影
忙しいとすっかり忘れて一枚も撮っていなかったということが多々あります。会場が設営でたら撮影しておくといいでしょう。
また来場者とお話している様子を友達にお願いして撮影してもらうのも良いでしょう。次回のイメージ写真として使うことやSNSへの投稿にも役立ちます。
最終日
撤収・搬出作業
展示前の状態に戻すのが鉄則です。ギャラリーの案内に沿って作業しましょう。
搬出を何時までに行わないといけないのか、こちらも大切なので確認して進めましょう。
終了後
展示会が終わったら、ご来場くださった皆様・お世話になった方・協力してくれた方々にお礼を伝えましょう。
またSNSで投稿して感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。
まとめ
個展を開催するのは予想しているより、順調に進みません。
会期はまだ半年もあると余裕をぶっこいていると、準備不足となります(9回開催しても毎回そうなる)
ただ、行動することで学べることがたくさんあるので、過去の失敗を活かしながらどんどん成長して実績を作っていきましょう。
私が毎回利用しているレンタルギャラリーは《デザインフェスタギャラリー原宿》で、平日は6,000円~借りることができます。原宿駅から徒歩10分ほどにあり、海外からのお客様も多く立ち寄るのでそこから生まれる交流も楽しいです。
ひとつの建物の中に複数部屋があり、それぞれアーティストが展示を楽しんでおり、アーティスト同士の交流も楽しめます。
個展を開きたいなと思っているかたの参考になったら嬉しいです。