コロナ禍の規制がほぼなくなった夏休み。外出機会が増えた影響で、手足の華やかなネイルを目にする機会が増えたように感じます。
それもそのはず、女性のサロンの1回あたり利用金額(客単価)は2年連続で上昇し、過去最高額となりました。
【年代別】1回あたり利用金額は?
- 10代の平均支出 = 7500円
- 20代の平均支出 = 6000円
- 30代の平均支出 = 5800円
- 40代の平均支出 = 5600円
- 50代の平均支出 = 5100円
- 60代の平均支出 = 5500円
年代別にみると、10代が最もネイルに投資していることがわかりました。
これは韓国アイドルの影響が強く出たのではないかと予想されます。
韓国ネイルはデコデコ
もっと詳しくみていくと、韓国ネイルは長さを出したり、パーツを多めに使うデザインが多いので、高単価な施術になったものと思われます。
ネイルサロン年間利用回数
2019年:4.87回
2020年:4.95回
2021年:5.43回
2022年:5.21回
2023年:5.50回
データによると、ネイルサロンの利用回数は過去5年で最も高い頻度となりました。
単価と年間利用回数、どちらも過去最高!
最もネイルにお金を使うのはどの年代?
10代:28,725円
20代:30,552円
30代:31,902円
40代:39,113円
50代:31,995円
60代:30,819円
年間利用総額(=1回あたり利用金額×年間利用回数)では、1位が40代の3万9,113円。
40代は1回あたりの利用金額は、ほかの年代と比べて多いわけではありませんが、年間利用回数が多いため、1年間にサロンで使う金額は最も多くなっています。
店販購入率が減少?
ネイルサロンでは、ホームケアなどの商品も販売していますが、今年は購入金額が過去最低でした。
その影響は、
・昨今の値上げによる購入の控え
・コロナ禍が収まり店舗に行けるようになったから
などが挙げられます。
詳しくお伝えすると、コロナ禍ではアルコール消毒の対策でハンドクリームの購入が増えたり、来店できない間のケアとして店販を利用する需要がありましたが、特に今年はコロナ禍の規制が緩和され来店回数が増えたことで購入が減った可能性もありそうです。
その中でも購入金額が高かったのは40代
年代別にみると、最も購入率が高いのは40代です。
40代に人気なのは「フィルイン」や「シェラック」で、自爪のケアを気にするお客さまが多く、「ケア志向」が他の年代と比べて高いためと考えられます。
まとめ
近年、美容と健康に対する関心が高まり、その中でも爪のケアに対する投資が過去最高に達しています。特に40代の女性は、美しい爪を持つことへの志向が高まり、これに多額の投資を行っています。
40代女性が美しい爪に投資する背後には、美容と健康に対する新たな価値観とトレンドが影響しています。
また、インスタグラムなどで、美しいネイルアートやケアの情報が共有され、トレンドの発信源となっており、そういた影響もあるのではないでしょうか。