3Dプリンターで失った人体は作れるのか?できるもの・できないもの【まとめ】

こんにちは。エピテーゼを通じて外見のコンプレックスを解消する「エピテみやび」のオーナー田村雅美です。

さて今回は3Dプリンターで失った人体は作れるのか?についてまとめてみました。

3Dプリンターとは?

最近では私たちの暮らしに欠かせない家や橋、そして銃といった危険なものから、医療では義手や骨の一部までつくれる3Dプリンターですが、どんな機械なのでしょうか?

従来のプリンターは、紙などの平面上にインクを吐き出し文字や図形を印刷していました。

しかし3Dプリンターは、3Dデータを元に一層一層、樹脂や金属などの材料を少しづつ「積層」しながら「立体物を印刷する」装置です。

これにより、立体造形物を実体化・可視化することができるようになりました。

では具体的に3Dプリンターでできることをご紹介します。

3Dプリンターでできること

1.試作品をつくる

新しく商品をつくる際にイメージを固めるために、試作品を3Dプリンターが活躍します。実際に製品を手にもって感覚の確認や見た目のイメージ、そして構造も確認できます。

2.型、モデルをつくる

量産品の原型やモデル模型をつくるのに向いています。

3.記念品やフィギアづくり

3Dプリンターは単一素材を使います。なので記念品やフィギアをつくるのには向いている機械といえるでしょう。

3Dプリンターでできないこと

1.構造上、強度や気密性が必要なものは作れない。

3Dプリンターは「素材を積層」することで立体物をつくります。なので一体型のものと比べると、必然と強度は弱くなります。また同じ理由から、気密性が必要なものも作れません。

2.カラー出力は出来ない。

現時点で3Dプリンターではカラフルな色を付けながら積層することはできません。

ちまたで自分の写真やペットの写真からフィギアを作ってくれるサービスも出回っておりますが、実際は出来上がったものに色を後からつけています。

3.精度の問題で複雑なパーツを組み合わせるものに不向き。

熱で溶かして積層する3Dプリンターの原理は単純で、0.4~0.5mmの径の糸状のプラスチックをノズルから押し出していきます。そのとき、ノズルを熱くして、糸状のプラスチックを溶かしながら出していきます。

なので、端数の1,2mmや0.3mmといった複雑な形状のものを組み合わせるのには不向きです。

4.いろんな素材は組み合わせられない。

身の回りの製品を見てみると、だいたいは金属とプラスティック、などの組み合わせで作られています。

プラスティックと金属は沸点もまったく違うため、3Dプリンターの構造上、組み合わせて成形する事はできません。

つまり、3Dプリンターで作れる物は単一種類の素材に限られるので、作れる物には限界があるわけです。

ニュースのアレは違うのか?

ニュースなどで3Dプリンターをつかって手術しました!手足が無い子供に3Dプリンターをつかって義手や義足をつくりました!って言われたりしますが、すべてを3Dプリンターだけで作っているわけではありません。

耐久性や安全性が配慮できる「一部分」だけを作っています。

とはいえ、日進月歩で技術は進歩しています。人工血管や臓器の弁をつくる研究もなされ、応用される日もそう遠くはないでしょう。

では、3Dプリンターのことが少しわかってきたところで、人体は作れるのだろうか?の問に答えてまいりましょう。

3Dプリンターで人体はつくれるのか?

2015年アメリカで人間の組織をつくる研究がなされていました。

これまで医療の現場では、すでに3Dプリンティング技術が使われていました。

例えば、損傷した気管を支えるための補助器具をつくって、幼児の喉に埋め込む手術をしたり、チタニウム製の下あごの骨をつくって、患者の骨と置換したり、薬物による治療効果をテストするために、ごく小さい肝臓を合成したりするなどだ。

しかし組織となるとまた別で、現在日々実験を行っている最中だそうです。

まとめ

3Dプリンターはなんでも簡単に作れるわけではありません。

現在では医療現場でも活躍していますが、まだ臓器をつくれる段階までいっていないのが現状です。

とはいえ、技術は日々ものすごいスピードで進化しています。これからに期待していきましょう。

おまけ

3Dプリンターで人体は作れないと紹介しましたが、人間の手仕事なら美しく取り戻せます。

こちらは事故で指を失ってしまった方に、つけ外しのできる人工ボディ『エピテーゼ』をお作りした様子です。

コンプレックを解消したいと思われたら、お気軽にお問い合わせください。

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