KBS京都ラジオでエピテーゼをご紹介いただきました|見た目と心を支える新しい選択肢

025年7月4日、KBS京都の朝の人気ラジオ番組『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』にて、
「エピテーゼ」についてご紹介いただきました。

当日は、当サロン代表の田村雅美(株式会社エピテみやび 代表取締役/日本エピテーゼ協会 代表理事)が出演し、
エピテーゼの役割や、サロンでの取り組みについてお話いたしました。

見た目と心を支える、もう一つの選択肢

エピテーゼは、事故・病気・先天的な理由などにより、
指先・耳・乳房など、身体の一部を失った方に対してオーダーメイドでお創りする、脱着可能な人工装具です。

義手・義足のような「機能」回復ではなく、
“見た目の自然さ”や“心理的安心”を取り戻すことを目的としています。

こんなにリアルだと思わなかった

はじめてご相談に来られた方の多くが、
「義手や義足のような、ごつい装具を想像していたけど、まるで本物みたいですね」
「悩んでいる人は、自分だけじゃなかったんだ」
と驚かれます。

ラジオでの主なトピック

番組内では、以下のようなお話をさせていただきました

  • エピテーゼとは何か、義手・義足との違い
  • 見た目の悩みを相談しづらい社会背景
  • 「温泉に行きたい」「人前に出たい」など、リアルなニーズ
  • サロンでの製作プロセス、対応範囲について

ご相談・ご予約はお気軽にどうぞ

「試着してみたい」
「自分の場合は作れるのだろうか」
「昔のけがだけど、今からでも間に合う?」

どんなご相談でも構いません。お気軽にご連絡ください。

放送概要

  • 放送日:2025年7月4日(金)
  • 番組名:KBS京都『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』
  • 内容:エピテーゼとは?/見た目の悩みと心の支援/オーダーメイドでの対応事例など

放送内容ダイジェスト(文字起こしより)

以下に、当日のラジオでのやりとりの一部を文字起こしにてご紹介します。
番組内でどのような話があったのか、ぜひご覧ください。

放送日:2025年7月4日(金)|KBS京都『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』

パーソナリティ:
「今日の“聞くサプリ”では、“見た目と心を支える人工装具”『エピテーゼ』をご紹介します。
おそらく初めて聞く方も多いと思いますが、どんなものなのか、詳しく伺っていきましょう。」

「お話を伺うのは、エピテーゼの製作者であり、株式会社エピテみやびの代表取締役、
さらに一般社団法人日本エピテーゼ協会の代表理事・講師としてもご活躍の田村雅美さんです。田村さん、おはようございます!」

田村さん:
「おはようございます。田村です。よろしくお願いいたします。」

◆ エピテーゼって何?

パーソナリティ:
「さっそくですが、“エピテーゼ”って、どんなものなんでしょう?」

田村さん:
「エピテーゼとは、事故や病気、生まれつきの状態などで身体の一部を失った方に、見た目と心の回復を提供する装具です。
脱着式で、リアルな見た目に仕上げることができます。」

パーソナリティ:
「たとえば、指先や腕などを事故で失った方に、それが“あるように見える”ものを作るといった?」

田村さん:
「はい。義手や義足のように動かせるものではなく、外見の再現が主な目的です。
指先や耳、乳房など、細かなパーツを本物そっくりに作る“外見ケア”という分野ですね。」

◆ 協会の取り組みと人材育成

パーソナリティ:
「田村さんは“日本エピテーゼ協会”という団体も運営されていますよね?」

田村さん:
「はい。協会では、エピテーゼを製作する技術者“エピテニスト®”の育成や、啓発活動、講演などを行っています。
エピテーゼの必要性は高いのですが、技術者も認知もまだまだ少ないのが現状です。」

パーソナリティ:
「学ぶ場としては“エピテみやび”というサロンもあるそうですね?」

田村さん:
「そうなんです。スクール事業として、個人受講の方にも法人研修にも対応しています。」

◆ なぜ広がりにくい?

パーソナリティ:
「とても大切な支援だと思いますが、なかなか知られていない印象があります。」

田村さん:
「“外見の悩み”は人に相談しづらいですし、医療とも美容とも少し違う分野なので、
“どこに相談していいか分からない”という方がとても多いんです。
お医者さんでも知らない場合もあるので、“支援のはざま”にいる方が埋もれてしまう現実があります。」

◆ 支援の広がりと心の回復

パーソナリティ:
「実際にエピテーゼを装着した方の反応はどうですか?」

田村さん:
「温泉に行けなかった方が“やっと行けた”とか、
50年悩み続けていた方が“やっとみんなと同じになれた”と涙されたこともあります。
人前に出られなかった方が、明るくなって人生を取り戻していく姿に、毎回こちらも胸が熱くなります。」

◆ 田村さんが始めたきっかけ

パーソナリティ:
「田村さんがこの分野に入ったきっかけは?」

田村さん:
「もともと歯科技工士だったんですが、海外で顔のエピテーゼを作っている現場を見て感動しました。
さらに、友人が乳がんを経験して“女として終わった”と心を閉ざしてしまったのをきっかけに、
自分の技術と経験を活かして何かできないかと、起業に至りました。」

◆ 利用者のニーズに合わせた“完全オーダーメイド”

パーソナリティ:
「実際にエピテーゼを使われる方には、どんなニーズがあるんでしょう?」

田村さん:
「たとえば乳がん経験者の方なら、“温泉に入りたい”という方もいれば、“普段の生活で安心して過ごしたい”という方も。
指先であれば、“パソコンでタイピングしたい”、“講師としてマイクを持ちたい”など、それぞれに事情があります。
ですから、1人ひとりの生活スタイルや希望に応じて設計していくんです。」

パーソナリティ:
「なるほど。だから場合によっては、何種類か作られる方も?」

田村さん:
「はい、お仕事用とプライベート用を使い分けて、2~3本持っておられる方も珍しくないですね。」

◆ “心の変化”が人生を変える

パーソナリティ:
「見た目が整うことは、心にもすごく影響があると思うんですが、実際いかがですか?」

田村さん:
「本当に大きな変化が起きます。
“人前に出られなかったけど、出られるようになった”とか、
“50年以上悩み続けていたけど、やっと自分を取り戻せた”と泣かれる方もいらっしゃいます。
もともと明るかった性格が、事故や病気で変わってしまい、そこからまた前向きになれたというケースもたくさんあります。」

パーソナリティ:
「それは大きなことですね。本人にとっては“たかが見た目”じゃなく、“生きる力”に直結してるんですね。」

◆ ご本人のきっかけと、社会への想い

パーソナリティ:
「田村さんご自身は、なぜこの道を選ばれたんですか?」

田村さん:
「もともとは歯科技工士で、“ものづくり”が好きだったんです。
あるとき海外で、顔にエピテーゼを装着している元兵士の方に出会って、
“手術には限界がある。でもこういう技術があるんだ”と感動して…。

さらに、友人が乳がんを患い、“もう女として終わった”と心を閉ざしてしまったことも重なって、
**“自分にできることがあるなら、やってみよう”**と思い、起業に踏み出しました。」

◆ 教会設立と人材育成への道

パーソナリティ:
「今は協会としても教育活動をされてるんですよね?」

田村さん:
「はい。エピテーゼを必要とする方は全国にいらっしゃるのに、
作れる人が圧倒的に足りていません。ですから、“作り手”と“ニーズ”をつなぐための人材育成を進めています。

また、“外見の悩み”というのはセンシティブな話題でもあるので、
“誰にも相談できない”という方が埋もれてしまわないように、社会全体での理解や仕組み作りが必要だと感じています。」

◆ 素材や技術について

パーソナリティ:
「ちなみに、素材は何でできているんですか?」

田村さん:
医療用シリコンを使っています。やわらかくて肌になじみやすく、見た目も自然。
そこに“優しさ”という名の技術を加えるのが、私たちの仕事です。」

◆ 教える人材も、思いやりが大切

パーソナリティ:
「誰でもこの技術を習得できるものなんですか?」

田村さん:
「もちろん個人差はありますが、未経験の方でも約2年かけて学べば、技術者として独立できる人も多いです。
私自身が“初心者でも分かりやすい”カリキュラムを組んでいます。
でも、何より大切なのは相手を思いやる気持ち”。
技術だけでなく、“寄り添う心”がないと、美しいエピテーゼは作れません。」

◆ 日本で唯一の協会的存在として

パーソナリティ:
「エピテーゼのような取り組みは、日本では他にもあるんですか?」

田村さん:
「技術者は一部にいますが、体系的に教え、資格を発行し、仕事に結びつける“協会的な存在”は、まだほとんどありません
だからこそ、今後もっと社会に広げていきたいと思っています。」

◆ 今後の展望とリスナーへのメッセージ

田村さん:
「今後は、“ただ技術を教える”だけでなく、“一緒に広める仲間”を育てることにも力を入れていきます。
展示会、ブログ、ラジオやメディアなど、いろんな手段で啓発を続けています。」

パーソナリティ:
「今日のお話を聞いて、興味を持たれた方も多いと思います。問い合わせなどはどうすれば?」

田村さん:
「“エピスクール”で検索していただければ、リスナー限定の特別枠もご案内しています。
また、“外見の悩み”がある方は『エピテみやび』のサロンまでお気軽にご相談ください。」

パーソナリティ:
「ありがとうございます。今日の放送をきっかけに、周りの方にも“こういう支援がある”と教えてあげてほしいですね。
田村さん、本日はありがとうございました!」

田村さん:
「こちらこそ、ありがとうございました。」

エピテみやび

事故や病気、生まれつきなどによって、体の一部を失われた方へ“見た目”の悩みに寄り添い、完全オーダーメイドのエピテーゼ(エピテ®)を製作する専門サロンです。
指・爪・耳・乳房などのパーツをリアルに再現し、外見と心の回復をサポートします。
手術ではない新しい第3の選択肢として、見た目の違和感を抱える方々が、もう一度自分らしく生きるための「前向きな一歩」をお手伝いしています。

【メディア実績】
NHK「おはよう日本」やテレビ東京「チェンジ・ザ・ワールド」、TBSラジオ、J-wave、日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日など、全国メディアに多数出演。朝日新聞・日経新聞・Yahoo!ニュース等の主要メディアにも掲載。

【受賞歴】
女性起業チャレンジ大賞グランプリ/TOYP2020準グランプリ・厚生労働大臣賞/NICEなビジコン特別賞/APT Women採択 ほか多数。】